株価の急落の背景とは

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株式投資は、金融緩和などの経済政策に大きく左右されるといわれます。現在は、日本だけでなく、世界中で金融緩和政策がとられているといわれます。各国の中央銀行が、金融市場に資金を供給し続けているため、株高が続いているのです。しかしながら、こうした株高が続きやすい、経済政策にあっても、株価は何度かの急落に見舞われることもあります。最近で記憶に新しいのは、トランプ氏のアメリカ大統領当選や、イギリスの欧州連合離脱に関する国民投票を受けての株価の急落ではないでしょうか。政界で実績がなかった共和党のトランプ氏は当初、アメリカ大統領選で不利といわれていました。しかしながら、実際には、元大統領の夫人であり、政治家としても知名度のあるクリントン氏を破って、アメリカ大統領選で当選を果たしました。このため、予想をくつがえすようなアメリカ大統領選の結果に、株式市場はネガティブな反応を見せました。日経平均株価も一日で1000円以上急落しました。イギリスの欧州連合離脱に関する国民投票でも、世界的に、欧州連合離脱となることを予想していなかったため、再び株式市場はネガティブな反応を見せ、日経平均株価も一日で1000円以上急落しました。しかしながら、注目されるのは、こうしたニュースで株価が急落した後、翌日以降は、何事もなかったかのように、株価が戻ったことです。こうした急激な株価の乱高下が起こりやすい背景には、コンピューターによる高速取引があるためだといわれています。こうしたコンピューターによる高速取引は、「アルゴリズム」とも呼ばれており、ある出来事が、株価に与える反応を計算し、注文を出すといわれています。そのため、売り注文が殺到する事態となり、株価の急落を引き起こすともいわれています。個人投資家では、こうしたコンピューターによる高速取引には、なかなか太刀打ちできません。そのため、テクニカルと呼ばれる株価の値動きのデータや、経験だけでは、株価の動きをなかなか予想することは難しくなっているともいわれています。多くの人々が予想だにしないようなニュースによって、株価が大きく動く事態は予想できても、実際に株価がどのように動くかを、正確に予想することは困難ともいえます。こうした、コンピューターによる高速取引に代表される、株式投資の進歩も頭に入れながら、個人投資家としては、余裕を持った投資が必要なのではないでしょうか。

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